風の花冠文庫
句集『白夢』 浅香甲陽 著 ISBN4−902404−01−X C0192 ¥800E |
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2002・7・8刊 限定300部 文庫版 本体価格800円 | |
1950・昭和25年(村越化石編 栗生楽泉園文芸部)に刊行された幻の句集の復刻版。甲陽は、1907年、兵庫県生まれ。1949年、逝去。 | |
蝿打つて奇蹟を今もうたがはず 子規は眼を失はざりき火取虫 梅雨の中瞼にぬくき日の光 子規まつり癩文学を負ふわれら 喉管を白き狐が夜夜覆ふ |
句集『療園断片』 竹内雲人 著 ISBN4−902404−02−8 C0192 ¥800E |
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2003・4・3刊 限定300部 文庫版 本体価格800円 | |
1943・昭和18年(富田與士編 富士見療養所)に刊行された句集の復刻。雲人は、1914年、前橋生まれ。1942年、逝去。 | |
東風吹くや朝の玻璃戸に曇りなき 梅雨明くる夕映金色の含嗽水 血を喀きぬ夏天かがやかにまさびしき 蝉懈し激しく異性を欲り得ざる 黍の上美ぐしき星を一つ撰ぶ |
『伊藤信吉全句集 たそがれのうた』 ISBN4−902404−00−1 C0192 ¥1000E |
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2004・11・30刊 限定300部 文庫版 本体価格1000円 | |
1906・明治39年、前橋生まれ。2002年、逝去。詩人・文芸評論家。『伊藤信吉著作集』(全7巻)他。読売文学賞、詩歌文学館賞、芸術院賞恩賜賞他受賞。 | |
夕あかり匂へる独活の色愛し 日と夜とおなじ永さや桐の花 満九十歳落葉茶の花生まれ月 ふるさとは風に吹かるるわらべ唄 淡き黄よ茗荷の花よ亡きひとよ |
句集『八月の橋』 水野真由美 著 ISBN978−4−902404−03−6 C0192 ¥952E |
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2008・8・3刊 文庫版 本体価格952円 | |
1957年前橋生まれ。句集『陸封譚』(第6回中新田俳句大賞受賞)エッセイ集『猫も歩けば』。 | |
八月の橋を描く子に水渡す 泳ぎ着けぬ兄あまたゐて秋津島 橋渡る腕(かいな)に風の図鑑あり 木のあらば一本の櫂削るべし 揺れてみる弥生の空のやじろべゑ |
句集『流寓のソナタ』 中里夏彦 著 ISBN978−4−902404−04−3 C0192 ¥952E |
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2008・11・15刊 文庫版 本体価格952円 | |
1957年福島県生まれ。共著『俳句の現在V』『俳句インドローイング』。 | |
ふいに来る 昭和 鬱金の 深空のひばり * われに 懸垂 与へしは誰ぞ 麦秋の放課後 * 少年 睡り 白地図は 雲吹き募るかな * 雪渓に 雲の 陰影 精しかり * 流寓の ソナタか われの 破綻調 |
評論集『俳句此岸』 林 桂 著 ISBN978−4−902404−05−0 C0195 ¥952E |
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2009・4・18刊 文庫版 本体価格952円 | |
1963年群馬県生まれ。句集『黄昏の薔薇』『銅の時代』『銀の蝉』『風の國』評論集『船長の行方』『俳句・彼方への現在』他。 | |
「『俳句時評』として二〇〇四年から〇八年に書いたものを一冊とした。一九八九年から二〇〇三年までの十五年間、詩誌「詩学」の「俳句時評」を担当し、その抄出を『俳句・彼方への現在』(詩学社・二〇〇五年一月)として纏めている。本書はその続編ということになる」(「あとがき」より) |
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